春のお彼岸のシーズンになりました。(2026年は、3月17日(火)から3月23日(月)までの7日間。)
店頭では、お彼岸用に練りあんをご購入されるお客様が増えております。
さて、お彼岸の定番和菓子の「おはぎ」と「ぼたもち」、春のお彼岸に用いるのはどちらでしょう?
身近な和菓子なのに意外と知らない・・・
おはぎとぼたもちの違いを解説します。
おはぎとぼたもちの由来
お彼岸に食される「おはぎ」と「ぼたもち」は、それぞれ文化的な由来を持っています。
どちらもあんこで包まれたご飯の和菓子ですが、名前が異なる理由には季節や地域性が関係しています。
おはぎは、秋の彼岸に主に食され、その名前は秋の花である「萩(はぎ)」に由来しています。
一方、ぼたもちは春の彼岸に登場し、「牡丹(ぼたん)」の花にちなんだ名前です。
昔から、季節に合わせた自然や花の名前を用いて季節感を大切にする文化があり、
おはぎとぼたもちは季節ごとの花から名を取ることで、それぞれの時期にあった特別な意味を持たされています。
どちらもあんこを使った伝統的なお菓子で、私たちの文化に根付く大切な一品なのです。
見た目と材料の違い
おはぎとぼたもちの違いは、使用する材料によって異なります。
おはぎは一般的に粒あんを使い、外側に小豆の粒感が感じられる仕上がりです。
また、秋に収穫される新米のもち米が使われることが多いため、もち米そのものの風味が楽しめるのが魅力です。
一方、ぼたもちはこしあんを用い、滑らかな表面が特徴です。この違いが、見た目にも食感にも両者の個性を生み出しています。
昔は、秋に収穫した小豆が春になると固くなってしまうため、春のぼたもちは小豆の皮を使わないこしあんで作るのが主流であったそうです。
しかし、現代では春にもおいしい粒あんが作れるようになり、ぼたもちにも粒あんが使われるようになりました。
そのため、今となってはあんこの違いは無いということかもしれません。
お彼岸での役割と意味
お彼岸での「おはぎ」と「ぼたもち」は、日本の季節行事においてどちらも重要な役割を果たします。
彼岸は春と秋の二回あり、家族や先祖を偲ぶ時期です。
その時期に、邪気を払うとされている小豆を用いた菓子をお供えすることで、災難を避けようとする意味と、
昔は貴重品であった砂糖ともち米でできた菓子を祖先にお供えすることで、感謝・供養をする意味があったといわれています。
このように、「おはぎ」と「ぼたもち」は、家庭の伝統や地域の文化を重んじながら、長く受け継がれてきた日本の食文化の一端を担っています。
昔の伝統に想いを馳せながら、今年のお彼岸には春のぼたもちを召し上がってみてはいかがでしょうか。
こしあん・つぶあんのお求めは以下から可能です🌸
《こしあん》

